富山新港1号岸壁は水深14m。パナマックスクラスの本船受け入れが可能であり、3基の大型クレーン500t/時1基、350t/時2基により迅速な本船荷役を実施しております。
2002年に供用を開始して以来、貨物は年々増加しており、2010年にガンドリークレーンが2基体制となり、岸壁も延伸され、2隻同時荷役が可能となっております。また、コンテナヤードを拡張し、トランスファークレーンの増設するなど機能向上を図り、年々増大する海上コンテナに対応しております。
施設概要
ターミナル面積 | A=13.1ha |
---|---|
岸壁 | 北1・4号 延長408m 水深-12m(計画-14m) |
荷役機械 | (1)本船荷役用 ガントリークレーン 2基 形式:ロープトロリー式橋型クレーン (2)コンテナヤード荷役 トランスファークレーン 4台 形式:タイヤ走行式 トップリフター 1台(荷役業者所有) |
冷凍電源設備 | 50口(440V/30A:40口、220V/30A:10口) |
管理棟 | 鉄骨構造2階建て 1棟 |
ゲート | 3レーン |
くん蒸上屋 | 特A級くん蒸庫 40ftコンテナオンシャーシくん蒸可能 |
NC-2号コンテナクレーン(上図右)
定格荷重: | 40.6t(コンテナ) |
---|---|
48.0t(重量物) |
アウトリーチ: | 37.0m(海側レールより) |
---|
NC-1号コンテナクレーン(上図左)
定格荷重: | 30.5t(コンテナ) |
---|---|
50.0t(重量物) |
アウトリーチ: | 43.4m(海側レールより) |
---|
輸出専用荷捌き倉庫としては、日本海側最大級の規模を誇ります。
パレッタイズ作業等のコンテナ詰めの準備をし、通関許可後、コンテナへのバンニング作業を行いコンテナターミナルへ搬入しています。
1号棟、2号棟に分かれており、1号棟では輸入コンテナ貨物の荷捌きを行っており、2 号棟では大量LOT貨物の保管、ホイストクレーンによる特殊貨物の取扱い、木製・スチール・トライウォールなどの各種梱包作業やパレット作成(熱処理対応可能)などを行っております。
2006年3月より供用を開始した万葉3号ふ頭は、暫定水深12mのパナマックス対応岸壁で、500t/時の大型クレーンも設置されおり、汎用性の高い港として今後の利用促進に取り組んでおります。
専用ホッパーの導入で、悪天候時の作業が可能となり、積込時間の短縮とホイルローダーの作業減により、CO2 の削減が図れております。また、グリーン物流普及事業の認定を受け、環境にやさしい荷役を行っております。
伏木地区には、紙製品を専用に保管する新能町倉庫があり、この地区のトラックの出発拠点なっております。また、伏木港は海上コンテナ船の接岸がないため、バラ貨物を中心に扱う地区で、伏木地区の倉庫の保有能力は下記のとおりです。
倉庫数:4棟 保管面積:4,429m²
新島11号倉庫 | 1,098m² |
---|---|
埠頭4号倉庫 | 146m² |
埠頭7号倉庫 | 215m² |
新能町倉庫 | 2,970m² |
富山新港地区には、海上コンテナを扱う多目的国際ターミナルも隣接しており、貨物の取扱量も近隣で最も多く、フレコン製品、紙袋、その他各種貨物に対応するための倉庫があります。また、高木地区には飼料用倉庫があります。富山新港地区の倉庫の保有能力は下記のとおりです。
倉庫数:13棟 保管面積:11,570m²
(第1CFS上屋、第2CFS上屋除く)
新港1号倉庫 | 1,499m² |
---|---|
新港2号倉庫 | 1,000m² |
新港3号倉庫 | 972m² |
新港4号倉庫 | 972m² |
新港5号倉庫 | 994m² |
新港6号倉庫 | 983m² |
新港7号倉庫 | 988m² |
新港8号倉庫 | 989m² |
石丸テント倉庫 1号棟 | 495m² |
石丸テント倉庫 2号棟 | 495m² |
新港11号倉庫 | 1,384m² |
高木倉庫 | 799m² |